Laboratory
学生部屋 なかもずキャンパスB4棟 E104号室
研究室の学生はそのほとんどが4回生の時に配属されます。4回生は、研究室で卒業研究を行います。また、大学院にはほとんどの4回生が進学します。外国からの留学生の場合は、修士から研究室に来ることが多いです。研究室の学生の各自にPCが与えられます。また、学生部屋には冷蔵庫、ソファー、電磁調理器等々があり、自炊生活を送っています。
Tawing Tank & Studio
曳航水槽と試作工房
曳航水槽の長さはm、幅はm、深さはmです。造波機、曳航台車、送風機が備わっており構造物および船舶のあらゆる試験が可能です。この隣には研究室の試作工房があり、研究室における開発機器の全てがここから生まれています。電気、電子工作の部品や研究用の自作のドローンもあります。
Circulating Water Tank
回流水槽(A6棟1階)
計測部の長さ3.3m、幅1.5m、深さ1.04mです。文字通り水が回流することで流れを起こします。抵抗試験はもちろんのこと、最近では海洋構造物の海流の中での挙動を調べるためにも回流水槽を用いることが増えました。およそ数cm/sの実験から1.5m/sの流速までの実験を行っています。y、zトラバース装置も当研究室では所有しており、流場を計測することも可能になっています。浮体式風力の研究では海流と風の中での挙動を調べることが多い為、仮設送風機を用いて実験を行うこともあります。
Water Tank
大阪公立大学競泳プール
我々の研究開発品は社会実装を目指すものがほとんどです。社会実装場所は海になります。しかし、開発品をいきなり海上で試験することは危険が伴います。実海域での試験前にスケール模型を製作し、プールにおいて制御等の検証試験を行います。
当研究室で発明(ロボセンの特許)され、日本海工株式会社様やKDDI総合技術研究所(KDDI総合研究所様広報より)様に技術移転したロボセンも、ここで様々な制御試験が行われた後に海上へと巣立っていっています。今も未来を切り拓く新技術の研究開発がここで行われています。
Real Sea Test Site
明石市東二見、七尾湾
自分たちの設計・製造したものは、現場で何度も何度もテストするという合言葉のもと、実海域においても実験を行っています。ロボセンや浮体式風車の実海域での試験を行ってきました。水質の調査、シミュレーションも実海域で実施しています。
主に3つの海域で実海域試験を実施しています。
北海道浜中町火散布沼
実海域試験として北海道浜中町火散布沼でも試験を行っています。ロボセンによる自動水質計測も行われています。美しい自然の中での実験は確かに素晴らしいですが、自然が課題を突き付けてくるのもまた然り。自動航行船にとって試練となるのは養殖を営む方々の漁具であるブイや繁茂するアマモです。自動航行船の社会実装にとって避けては通れない壁です。研究開発チーム一丸となって幾多の超絶地味ではありますが、最大級の難関を克服しています。(こちらにも多数の写真あり。)